No.35ザガピカ、春のかつ丼祭り(暗黒大陸編)

ジグザグな雑文

登場人物

・私(ザガピカ):本日、ハンターハンター35巻を購入したばかり
・S:筋トレ仲間(放出系能力者)
・店員:アルバイト店員(具現化系能力者)

No.361無性

私はザガピカ、かつ丼をこよなく愛している。無性に『かつ丼』が食べたくなると、私の瞳は赤みが増す。そして、かつ丼に対する気持ちがある一定の水準を超えてしまうと、喉から手が出てきて、勝手に車のハンドルを操作しだすという謎の奇病を発症している。

今日も実は奇病による発作に見舞われた。尚、奇病の発作が起きると絶対時間(エンペラータイム)が発動し、かつ丼を食べ終わるまでは解除されない。絶対時間の制約により、発動時、一秒につき一時間、寿命が縮んでから元に戻る。

No.362奇病

午前中、知り合いとの非常に重要かつ緊急な用事(コーヒーを飲みながらの筋トレ話)を済ませて、自動車を運転している最中に突然、謎の奇病による発作が起きた。

ザガピカ
か、か、か、かつ丼…

私がつぶやいたのと同時に、喉の奥から二本の手が伸びてきてハンドルを握った。私の意思とは無関係に、喉から伸びた手がハンドルを勝手に操作する。

S
かつ丼?
ザガピカ
ああ…

私は平静を装って答えた。謎の奇病によって伸びた手に、Sはまったく気が付いていない様子だった。筋トレ仲間のSは放出系の念能力者だ。どうやら私の喉から伸びた手は、念能力者であるからと言って目に見えるとは限らないようだ。

ザガピカ
筋肉と筋肉の成長が最優先だ…。空腹が筋肉に与える悪影響は君も知っているな…。今は黙って、私の指示に従ってもらおう…

No.363到着

無事に『かつさと(汐田橋店)』に到着した。

ザガピカ
筋肉減少の危惧が現実になったら、すぐさま蛋白質の補給が必要…!!
S
判ってるぜ

Sだけに伝わるように最小限の情報だけを言葉にして伝えた。Sの返答は『判ってるぜ』のみ。Sは無駄な言葉を口にしない。そんなSが私は好きだ。

No.364入店

私たちは周囲に視線を素早く走らせてから入店した。どこに念能力者が潜んでいても、おかしくはない状況なのだ。

店員
いらっしゃいませ!

No.365注文

店員
ご注文をお伺いします♡
ザガピカ
かつ丼一つ
S
一緒で

No.366登場

No.367激旨

ザガピカ
う、旨い。いくら何でも旨過ぎる…
S
旨いぜ! ちくしょう!

No.368堪能

私たちは無言でかつ丼を食した。

サクサクの衣。

熱々のご飯。

程よく甘辛いタレ。

玉ねぎの食感。

卵の風味。

肉の旨味。

それらが混然一体となったかつ丼の激烈な旨さは、暗黒大陸への道のりの困難さを暗示させているかのようだった。

No.369完食

完食と同時に私は気を失った…。

ザガピカ
うぅ…。
S
ザ、ザガピカ!!!

【解説】

『かつさと』のかつ丼は、『かつ丼ハンター』の名をほしいままにする私をしても、思わず唸らされるほどの旨さである。いまだに割りばしを使用しているそのスタイルも、潔くて素晴らしい。

『かつさと』は愛知県を中心に展開するかつ丼のチェーン店である。

是非、お近くの『かつさと』を訪ねて、熱々のかつ丼を割りばしで思い切りかき込んでみて欲しい。

ザガピカ
私は、どのくらい気を失っていた!?
S
…大体9時間だな…
ザガピカ
そんなに…

私たちは急いで会計に向かった。

No.370会計

ザガピカ
ごちそうさまでした
店員
お会計はご一緒でよろしいでしょうか?
ザガピカ
一緒で良いです
S
いいのか? 悪いな!
ザガピカ
気にしなくていい。前回のカレーより安い
店員
お会計は1,080円です

安い。安過ぎる。

No.35ザガピカ、春のかつ丼祭り(暗黒大陸編)(完)

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

前に進む。たとえジグザグであろうとも。

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