素晴らしいホッコリ映画『はじまりのうた』
『はじまりのうた』
準新作ですらない棚に置かれた一枚のDVDが何故か目に留まり、何の気なしにレンタルしてきた映画『はじまりのうた』が思いがけずに素晴らしかったので紹介します。
これだからTSUTAYA通いはやめられません。
『はじまりのうた』は音楽を軸に描かれたヒューマンドラマで、2013年のアメリカ映画です。
ストーリー紹介
「ストーリーは以下の通り」
恋人に振られて失意のどん底だったシンガーソングライターのグレタ(キーラ・ナイトレイ)は、友人の強引なプッシュで小さなバーのステージにあがった。無名のグレタの歌を客の誰も聴こうとしなかったが、冴えない中年ダン(マーク・ラファロ)のハートは鷲掴みしていた。
興奮した様子の中年男(ダン)はグレタの曲を大絶賛し、自分が音楽プロデューサーであることを明かして一緒にアルバムを作ろうと持ちかける。
しかし、
ダンは数々のアーティストを世に送り出しレコード会社を設立するほどの敏腕プロデューサーではあったが、自分の考えに固執するあまりに自分が設立した会社をクビになったばかり。アルバムを作るどころか、バーのビール代さえ払えない状況にいるのだった…。
『はじまりのうた』(2013年)〈アメリカ映画〉
ネタバレなしのレビュー
これだけは言わせて欲しいこと
何の予備知識も持たずに観始めた『はじまりのうた』は、明るい気持ちになれて、温かい気持ちになれて、幸福な気持ちになれる映画でした。
まさにハートウォーミングな映画で、ホッコリとした気持ちになりたい方にはおススメの一本です。
この映画、全米公開スタート時は上映館が5館だけだったそうですが、クチコミの力で1300館に拡大して公開されたそうです。
キャストについて
主役の一人であるグレタを演じたのは、2003年公開のハリウッド大作『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』のヒロイン、エリザベス・スワン役のキーラ・ナイトレイです。
美人です。芯のある強い女性で、頑固一徹なグレタにはピッタリでした。
もう一人の主役であるダンを演じたのは、2012年公開の『アベンジャーズ』で超人ハルクに抜擢されたマーク・ラファロです。
マーク・ラファロがとても良いです。美男子ではありませんが、憎めないルックスをしています。モジャモジャヘアーがとても似合っていました。
この映画の見どころ
ニューヨークの街並みがおしゃれです。使われている楽曲もハイセンスです。ストーリーの運び方も王道中の王道といった感じで、安心して映画を楽しめます。
資金のまったくない状況を逆手にとって、アルバムの魅力を高める方法でレコーディングしていく際のワクワク感がこの映画の見どころです。
また、ダンとダンの年頃の一人娘とのエピソードも、何とも微笑ましいホッコリ気分にしてくれます。
完成したアルバムを使って、ダンを排除したレコード会社に対してのけじめをつける場面も爽快です。
題名について
原題は、『BEGIN AGAIN』、邦題は『はじまりのうた』となっています。
可もなく、不可もない題名と言っていいでしょう。
大きなお世話かも知れませんが、ムービータイトル・マスターと呼ばれている私がこの映画に題名をつけるとしたら何だろうか? と考えてみました。
それでは発表します。
『ニューヨーク、おしゃれホッコリ物語』
結論
- 『はじまりのうた』、非常に面白い映画でした。
- とにかくおしゃれでホッコリした気分になれるハートウォーミングな映画です。
- 映画で使用されている楽曲もとにかくおしゃれです。
- 資金なしでみんなで協力してレコーディングに取り組んでいく様にワクワク感が味わえます。
- エンディングでは爽快な気分になることもできます。
- ダメダメな中年男と年頃な娘の交流も、心が温かくなる描き方がされていてグッドです。
- 明るい気持ちになれて、温かい気持ちになれて、幸福な気持ちになれる映画をお探しの方は是非とも鑑賞して欲しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
前に進む。たとえジグザグであろうとも。
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