食あたりした時の対処法(お食事中の方はお読みにならないでください)

ジグザグな雑文

食あたりした時の対処法

 

東京で江戸前寿司を食す

数日前の栃木への旅行中の出来事。

東京駅で新幹線を降りた後、昼食にお鮨屋さんに入って長男と一緒に握り寿しのランチを食した。

鮪、イカ、サーモン、ウニ、いくら、どの握りも美味しかった。鮨が大好きな長男も大満足だった。

長男と仲良く、渋谷のスクランブル交差点やアメ横をブラブラした。

特に目的を定めず、行き当たりばったりの思い付きであちこちをさまようのも旅の楽しみの一つだ。

その時の私は、後、数時間後に襲われる悲劇のことは予想だにしていなかった。

ずっと続く満腹感

三時のおやつの時間になっても、お昼に食べたお鮨の満腹感がずっと続いていた。

ザガー
あれ~? 何かな~? 何か変だな~? (稲川淳二風)

私は以前、しめ鯖で食あたりを起こしたことがあるが、その時の感覚と非常に似ていた。

ザガー
今日から三日間、楽しい旅行なのに、ちょっと困ったぞ…

古いアルバムをめくり「ごめんなさい」とつぶやく(涙そうそう)

 

東京観光を終えた私たちは、栃木県にある足利駅を目指して列車に乗り込んだ。

東京という大都会から離れて、車窓にはのどかな田舎の風景が広がる。見知らぬ街の風景を眺めながら、そこに暮らす人々のささやかな幸福に思いを馳せるのも旅の楽しみの一つだ。

などと和やかに思っていたのもほんの束の間だった。

私は、急激な腹痛と、猛烈な便意に襲われた。

ザガー
お、お、お腹が痛い…(汗)

私は耐えた。

耐えることしか出来なかった。

額に脂汗がにじんだ。

かつてないほどの試練に私は直面していた。

私は祈った。

ザガー
神よ、お許しください‥

極限の苦しみの中で身体を左右によじりながら、気が付くと私は、心の中で古いアルバムをめくっていた。

私の両頬に温かい涙が流れ落ちた。

私がめくった古いアルバムに収められている写真(思いで)のエピソードについては、以下の記事を参照していただきたい。

私の脳裏に焼き付いて離れないある友人の苦悶の表情
額には汗がにじんでいた。両こぶしを硬く握り締めて全身が小刻みに震えている。口から絞り出された言葉が、状況がかなり切迫していることを物語っていた。

『長島君、ごめんなさい…』

私が心中でつぶやいた謝罪の言葉が神に通じたのか、猛烈な便意が少し和らいだ。

走れザガー

駅に到着した私は、『走れメロス』ばりの悲壮感を漂わせながらトイレに向けて走った。

私はメロスだ。

「間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」

ザガー
セリヌンティウスよ、待っていてくれ!

暴君ディオニスは、容赦なく私の心と体を苦しめる便意だ。

人質にされている親友のセリヌンティウスは、「絶対にウンコを漏らしたくない」という男の純情である。

私は走った。

まだ陽は沈まぬ。

初めて訪れた駅でトイレの場所も判らなかったが、最後の死力を尽して私は走った。

【トイレ】という光り輝く文字と、私を栄光へと導く矢印【→】が見えた。

私は走った。

「以下引用」

陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロスは疾風の如く刑場に突入した。間に合った。

「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」

【『走れメロス』 太宰治〈だざい・おさむ〉(新潮文庫)】

トイレのドアを開け、ズボンとパンツを降ろし便座に座る(0.2秒)。

高々と立てられた磔の柱の前に、縄を打たれて引きずり出されたセリヌンティウス(男の純情)は、お尻から勢いよく流れ出たお水と共に解放された。

食あたりした時の対処法まとめ

  • 新鮮なお鮨でも体調によっては食あたりを起こすことはあります。
  • 食後数時間が経っても満腹感が続いているような時には、食あたりを起こした可能性が高いです。
  • 急激に襲われた便意に対抗するのは非常に精神力を消耗します。
  • 決して、ウンコが漏れそうになって苦しんでいる人を笑ってはなりません。
  • 長島君、本当にごめんなさい。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

前に進む。たとえジグザグであろうとも。

 

 

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