出会った瞬間から友達になれる子供たちの素晴らしき世界(輝く瞳でかわされた本気の約束)

ジグザグな雑文

次男と近所のツタヤへ

少し本を物色したかったので、本日、五歳になる次男を連れて自宅近くのツタヤに行った。

じなん
パパ、絵本見てていい?

私が書籍コーナーを散策している間、次男は子ども向けの本が並べられているコーナーで遊んでいたいと希望した。

わたし
パパは時々、見に来るから、ここから離れちゃダメだよ

お恥ずかしながら、私は息子からパパと呼ばれている。

じなん
うん。離れなかったら、おさるのジョージのDVD借りてもいい?

次男は数日前から、何故か『劇場版 さるのジョージ』を観たいと何回か口にしていた。

わたし
いいよ。お利口さんで離れなかったらね
じなん
うん、お利口さんにする

私の息子は、幼い頃の私に似て非常に聞き分けがいい。

おともだち登場

わたし
じゃあ、パパはちょっと本をみてくるからね。お利口さんで遊んでてね

次男に念を押してその場から離れようとした時、「お~~~い!」と子供の大きな声がした。

おともだち
アンパンマン、ここにあるよぉ~!

私たちより先に子供コーナーで遊んでいた見ず知らずの子供(多分4歳くらい)が、突然息子に大声で話しかけてきたのだった。それも、挨拶も無しに、いきなり論をである。

じなん
どこぉ~?

驚いている私とは違って反神経の良い息子は、即座に返答し、声をかけてきた子供のもとに走っていった。

素晴らしき子供の世界

子供の世界は晴らしい。

『こいつ、一体どんな奴なんだろう?』

とか

『妙に馴れ馴れしいじゃねえか!』

なんて、一切ない。

初対面なのに、会った瞬間からいきなり親友のように仲良くできる。

子供たちの姿を微笑ましく思いながら、私はいそいそと本の物色に向かった。

本を物色する

日々新しく書店に並ぶ出版物の数は、一体どれぐらいなのだろう? 頻繁に書店に訪れる私だが、購買意欲を刺激する本は次々と見つかる。

私は色々な本を眺めながら、時々息子の様子を見るために子どもコーナーに足を運んだ。

出会ったばかりの子ども二人は、仲良く話しながら並んで本を見ていた。

おともだち
バイバイキ~ン! (笑)
じなん
ハヒフヘホ~~~! (笑)

本気の約束

物色と子どもの様子見を数度繰り返し、悩みに悩んでようやく欲しい本を選びだした。

眉間に皺を寄せて真剣に財布と相談した結果、『自由への旅 「インドフルネス瞑想」実践講義』という書籍を購入することに決めた私は、息子を迎えに子どもコーナーに向かった。

わたし
さあ、DVD借りに行くか?
じなん
うん!

息子が嬉しそうに返事をして、私に向かって走ってくる。

わたし
じゃあ、お友達にバイバイして
じなん
うん!

私が言うと、息子は新しい友達のもとに駆け戻った。男の子のそばには、母親らしき女性が微笑みながら立っていた。

じなん
バイバイ、またねぇ~!
おともだち
うん、またねぇ~! バイバイキ~ン!

挨拶を終え、私と手をつないでレンタルビデオコーナーに向かって歩き始めた息子は、暫くすると振り返りながら子どもコーナーに向けて大声で叫んだ。

じなん
バイバイ! また遊ぼうねぇ~! こんど、おうちにも来てねぇ~!
おともだち
うん! バイバイ! また遊ぼうねぇ~!

家の場所どころかお互いの名前も知らないのに、二人の約束は元気一杯に立した。守られるか守られないかなんて関係が無い。二人とも心の底から、建前でも何でもなく本気で約束したのだ。

子供の世界は素晴らしい。

二人は約束したかったから約束したのだ。ただそれだけだ。それが果たされるか果たされないか、なんていう後の事はどうだっていい。約束をした二人の子供たちは、だけを、輝く瞳で見つめて生きているのだ。

私とお友達の母親は、幸福な笑顔で会釈を交わした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

前に進む。たとえジグザグであろうとも。

 

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