『潜入者』でコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルという稀有なキャラクターを知る

映画

映画『潜入者』

映画大好きジグ・ザガーです。皆さん、良い映画に出会えていますでしょうか?

本日は、世界最大の麻薬カルテルの内部に潜入して捜査を行ったバート・メイザーが書いた回顧録をもとに、アメリカの麻薬捜査史上最も成果を上げたと言われる作戦を描いた映画『潜入者』を紹介します。

ストーリー紹介

Mr.ムービー
それじゃあ早速、作品紹介いってみよう!

「ストーリーは以下の通り」

アメリカ麻薬取締局の捜査官ロバート・メイザーは、ボブ・ムセラという偽名を使って、資金洗浄のプロフェッショナルとして、パブロ・エスコバル(コロンビアの麻薬王)が率いる世界最大の麻薬カルテルに接触を図る。

言葉を一つ間違えただけで身元がばれ、そうなれば一族を皆殺しにされてしまう危険を顧みることなく、ロバート・メイザーをはじめとした捜査官たちは組織の内部に潜入して大きく切り込んでいくのだった…。

『潜入者』(2016年)〈アメリカ映画〉

Mr.ムービー
続いてレビューいってみよう!

ネタばれなしのレビュー

これだけは言わせて欲しいこと

コロンビアの麻薬王について

コロンビアの麻薬王ブロ・エスコバルは、この映画にはほんの少ししか登場しません。それでも麻薬王の存在感を、観ている者が強烈に感じるような作り方がしてありました。

ブロ・エスコバル、この実在の人物はコロンビアに生まれて10代から犯罪に手を染めました。

70年代半ばにコカインビジネスを始めたエスコバルは、80年代初頭には巨大な麻薬組織デジン・カルテルを築き上げます。ペルーとボリビアで栽培されたコカの葉をもとに精製したコカインを、メキシコやアメリカに大量に密輸したエスコバルは巨万の富を築き、89年、経済誌『フォーブス』において“世界で7番目の資産家“に選ばれました。

敵対者を殺害する前に指を切り落とさせるなど残虐な性格のエスコバルは、大多数の敵対者を暗殺し、アビアンカ航空機203便の爆破、ボゴタの治安ビルの爆破など数々のテロを行ないました。

コロンビアの下院議員にまで上り詰めたエスコバルでしたが、カルテルとの関係が露見して議員を辞職します。

91年、アメリカへの引き渡しをしない条件で、エスコバルは自身の寄付により建設していたコロンビアの刑務所に自ら収監されます。

92年、刑務所内で2件の殺人事件を起こしたエスコバルは、別の刑務所へ移管されることになりました。

93年、移管途中で脱走を図ったエスコバルは、約1年3ヵ月の間メデジン市街に身を隠しますが、潜伏先にコロンビア特捜チームの突入を受け、屋根の上に逃れたところを一斉射撃されて44歳で死亡しました。

ポリスマン
小池一夫先生のマンガに出て来そうなキャラだな!

キャストについて

潜入捜査官ロバート・メイザーを演じたのは、ライアン・クランストンです。カルト的な人気を誇るTVシリーズレイキング・バッド』でガンを宣告されドラッグの精製に手を染める高校教師役を演じてミー賞主演男優賞を3年連続で受賞しています。

もちろん、ブライアン・クランストンの演技は素晴らしいです。

しかし、私が一番上手いと思ったのは、別の潜入捜査官エミール・アブレブを演じたジョン・レグイザモでした。

何となく胡散臭い雰囲気が犯罪組織の一員として潜入する人物としてはうってつけに見えましたし、目の前で犯罪者が射殺される場面の何とも言えない表情は非常にリアルでした。

Mr.ムービー
この俳優さん、ERにもドクター役で出演してたよね!

登場人物について

コロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルはほんの少ししか出て来ませんが、それでも映画の中でその存在にこれほどのすごみを感じさせるのは演出が優れているからでしょう。映画の登場人物として描くのに、これほど魅力的な人物はいないであろうと思いますが、何故、エスコバルにもう少しフューチャーしなかったのか不思議です。

映画には潜入捜査官ロバート・メイザーの妻が登場しますが、仕事に命を懸けている男が家庭の問題に巻き込まれてゴタゴタする場面は、アメリカ映画にしては、まあ、必要最小限に頻度が抑えられていて好感が持てました。

ロバート・メイザーが成り済ましたボブ・ムセラに友情を感じてしまう、麻薬カルテルの役員と直接連絡を取れる立場にいるロベルト(ベンジャミン・ブラット)が、何とも気の毒で可哀そうでした。

この映画の見どころ

言葉を一つ間違えただけで身元がばれて一族皆殺しにされてしまう潜入捜査の緊張感が、様々な場面でひしひしと伝わってくるのがこの映画の見どころです。

潜入捜査官であることが露見しそうになって、寸前で窮地から救われる場面が4度ほど印象に残っているのですが、本当にドキドキしてしまいます。

Mr.ムービー
私もドキドキしちゃった。もしかして恋かも! (笑)

題名について

邦題は『潜入者』となっていますが、原題は『The Infiltrator』です。直訳そのままですね。

直訳なので別に考えなくても良いとは思いますが、それでもこのブログの恒例ですので私がつけるとしたら何だろうか? と考えてみました。

Mr.ムービー
暇人かよ! (笑)

それでは発表します。

3(さん)

2(にい)

1(いち)

 

『潜入捜査官』

Mr.ムービー
何のひねりもないけど、でも、いいかも(笑)

結論

『潜入者』、非常に良い映画でした。手に汗を握る場面がいくつもありました。パブロ・エスコバルの残虐性を感じさせる場面も、エスコバルが画面には登場しなくてもしっかりと用意されていました。

これが現実にあった出来事であると考えると、とても引き込まれるものがあります。

また、良い映画には良い音楽が欠かせませんが、この映画の音楽も素晴らしいです。

同じ潜入捜査を描いたンファナルアフェア』のようなスタイリッシュさはありませんが、こちらには実話という説得力と重厚さがあります。同じ実録犯罪物であるンタッチャブル』と比べると、こちらの方が時代が新しいだけに生々しさもしっかりと残っています。

見ごたえのある男の映画をお探しの方には、是非ともおススメした一本です。

Mr.ムービー
あっという間の127分だ! (笑)

最後に

私、ジグ・ザガーは良い映画に飢えています。良い作品を観た方は、是非とも作品名をコメントにてお教え下さい。よろしくお願い致します。

Mr.ムービー
致しまぁ~す! (笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

前に進む。たとえジグザグであろうとも。

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