一億円をはした金と言い切る友人の不思議な理論

ジグザグな雑文

友人との会話

友人のM君と電話で雑談中、流れで宝くじの話になって私は言った。

ザガー
一億円とか当たった人って、一体どんな気持ちがするんだろうね?

私の問いに、M君は不思議な返答をした。

M君
そりゃー嬉しいんじゃね? まあ、でも俺は一億とか全然当たって欲しくないし!

『こいつ何言ってんだ? 豆腐の角に頭でもぶつけたのか?』と思いながら私は強く否定的に叫んだ。

ザガー
はあぁぁぁ~っ!?

電話の向こうで、M君が持論を展開する。

M君
だってさあ、一億とか当たっちゃうとさあ、確率から言って六億とかが当たらなくなっちゃうじゃん。オレ、絶対六億がいいもん!

こいつのこの訳の分かんない強気は、一体どこからやってくるのだろうか?

ザガー
でもさあ!お前、やっぱ一億当たったら本当は嬉しいだろ?
M君
全然嬉しくない、マジで! ってゆうかさあ、一億なんて当たっちゃったら、俺は逆に落ち込むね!

43歳のM君は、本気でそう思っているようだ。妙に自信に満ち溢れているようなその物の言い方が、ちょっとだけ私をムカッとさせた。

ザガー
でも、世の中には高額当選を何度も経験してる人だっているんだぞ! 別に落ち込まなくても良くね?
M君
いや俺は落ち込むね! 連続で当たる人が世の中にはいるかも知れないけど、そんなの確率は限りなくゼロに近いだろうからね

こ、こ、この野郎めが…。

ザガー
オメーは何言ってんだよ、そもそも宝くじの一等に当たる確率自体が最初からゼロに近いだろーがよ

私は強い口調で言った。一億円が手に入るのに落ち込むとか抜かしているこのMという男が、急に憎たらしく思えて来た。

M君
いや、でも一億だったらいらねーや。そんなはした金。俺が欲しいのは六億円!

あくまでも一億円をいらないと主張するM君。電話じゃなかったら、ほっぺたをちみくっていただろう(ちみくるは、つねるの方言です)。

ザガー
このヤロー、一億円がはした金だとぉ~!
ザガー
君さあ、一億円をはした金だとか言っちゃってるけどさあ、月給いくらもらってるの?
M君
手取りで十八万です! テヘッ!

手取り十八万円の43歳(男性)が、「一億円なんてはした金はいらない」と豪語する。それも本気で。

ザガー
お互い頑張ろうな(笑)
M君
頑張っとるわい!!!

ちなみに計算機で計算したところ、一億円はM君の約四十六年ぶんの給料である。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

前に進む。たとえジグザグであろうとも。

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